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第90回全国高校野球選手権大会 準決勝第一試合 【常葉菊川 9−4 浦添商業】 浦添商業の夏が終わりました。 強打の常葉菊川打線が2回に爆発し一挙9得点。結果的に、この回が勝負を決めてしまいました。 常葉菊川の打線はやはり迫力がありました。が、それ以上に強く印象に残ったのが中盤から終盤にかけての守備力でした。 特に6回表の浦添商業の攻撃、一死満塁で魅せた常葉・セカンド町田君のスーパーダイビングキャッチは、多くの沖縄県民を奈落の底に突き落としたプレーでした。 町田君は、前日の智弁和歌山戦でも九回に一・二塁間の強烈な打球をスーパープレイでダブルプレーにし、勝利を呼び込みました。抜けていれば智弁和歌山の大逆転勝利となっていたかもしれない超ビッグプレイでした。 そんな、値千金のプレーは昨年夏の準決勝で広島・広陵高に敗れた際、広陵高校の守備力に感嘆し、甲子園で勝つために自分たちに足りないのは守備力だと、この一年間徹底的に守備を鍛えてきた賜物だそうです。 勝つための”守備力”。華やかな打撃に注目がいきがちですが、相手に点をやらない攻撃的守備力がこの試合の勝敗を分けたのかもしれません。 しかし、負けてしまった浦添商業の守備力も常葉菊川に負けるとも劣らないものだったと思います。七回裏、伊波投手のホームへのグラブトスは、常葉・町田君にヒケをとらないぐらいのスーパープレイでした。ただ県大会から堅守を誇ってきた浦添商業も、今日の試合では守備が乱れてしまいました。 以前のインタビューで浦添商業・神谷監督は、常に次の塁を狙う積極的な走塁は、常葉菊川を見習ったものだと話されていました。この試合から、足りないところ見習うべきところを、また吸収してくれたのではないでしょうか。来年以降のチーム作りに活かされて、沖縄県民をワクワク、そして熱くさせてくれることを期待したいと思います。 深紅の大優勝旗、沖縄県勢の春夏連覇という大きな夢は消えてしまいました。 しかし、今日の最後まであきらめない浦添商業ナインを観て、必ずや近い将来深紅の大優勝旗は海を渡ると、勝手に確信しています。 今年は、浦商ナインにいい夢をみせてもらいました。大きな期待の中、プレッシャーもあったと思いますが、最後まで全力でプレーする姿には感動しました。胸を張って沖縄に帰ってきてください。本当におつかれさまでした。 夢は来年の夏までとっておきましょう。 |
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